古民家とは

 

こんにちは。伝統再築士会大阪支部の小玉恵美です。

 

 

暗く寒いと言われる古民家。

現代人からすると住みにくい条件なのですが。。。

 

“もし日本座敷を一つの墨絵にたとえるなら、障子は墨色の最も淡い部分であり、床の間はもっとも濃い部分である。私は、数奇を凝らした日本座敷の床の間を見る毎に、いかに日本人が陰翳の秘密を理解し、光と蔭との使い分けに巧妙であるかに感嘆する・・・”

谷崎潤一郎『陰翳礼賛』(中公文庫)より

 

“家作りやうは、夏をむねとすべし。冬は、いかなる所にも住まる。暑き比わろき住居は、堪へ難き事なり。深き水は、涼しげなし。浅くて流れたる、遥かに涼し。”

(家を建てるなら夏を考えてえ造りなさい。冬は住もうと思えばどこにでも住めるが夏暑いのは耐えられない。庭に川を流す場合は深いより、浅く流す方が遥かに涼しく感じる。)

吉田兼好『徒然草』より

 

 

暗く寒い古民家は、そもそもその様に建てられた家屋であると推察されます。

古民家とは、自然と共存する中で研ぎ澄まされた日本人の感性そのものだったのかもしれません。

 

詳しくは、『古民家解體新書Ⅱ』(川上幸生著)に書かれております。